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NHKr連続テレビ小説「 あさが来た」9 [NHK連続テレビ小説「あさが来た」]

第2週「ふたつの花びら」9

今回のキーワード「雨降りの台風」


あさは祖父・忠政に
文の書き方を教えてと頼む。


梨エ 「お嫁入りのことですけど、
    はつのお付きにはうめを
    付けていただけませんでしょうか」

忠興 「うめはあさに付いてもらう
    はつにはふゆ

    前から決めてた話しじゃないか」

梨エ 「そうですけど、はつが心配です。
    山王寺屋さんは若旦那が
    母親が何もかも言いなりです。」

忠興 「だが、あさは、うめがそばに居なかったら
    とても今井の女子として外に出せる娘じゃない」

梨エ 「はつはあさと違って
    苦労や悩みがあっても
    外には出せない性分です。

    うめがそばに居てくれたら
    どんなに心強いか。」

忠興 「わしだって、はつのことは心配だ。
    けど、はつはしっかりしてる。
    何かあっても、どうにか切り抜けるだろう。

    そやけど、あさにそれは無理だ。」

梨エ 「確かに、あさは心配です。
    けど、うめは一人しかいないんですよ

    あんな見るからにいけずのお姑さんのところへ
    はつをひとりで行かせるなんて」

忠興 「ひとりじゃない、だからふゆを付けるんじゃないか」


梨エ 「だから、ふゆをあさにって言ってるんです。」

忠興 「お前はあさがどんなにとんでもない娘だって
    わかってないから
    そんな事言うんだ。」

梨エ 「あさがとんでもない娘だってことは
    うちが一番わかってます。」

忠興 「とにかく、もう决めたことだ。
    口出しは許さない」

梨エ 「お嫁入まであと3ヶ月あります。
    どうするのが賢明か
    よくひとりで考えて下さい」

と夫婦で喧嘩になってしまった。


そんな時
あさは墨の着いた顔で忠興に
へたくそな文字で書かれた手紙を
加野屋さんに送るときに一緒にお願いしますと渡す。


手紙には

はつの許嫁の惣兵衛がどのような方かと
知っている限り教えて下さいという内容だった。

忠興はためらったが
あさの手紙も一緒に送ることにした。


新次郎の兄・正太郎が寝込んでいるところに
新次郎は花を持ってくる。

加野屋の番頭さんらは呆れている様子だが。


新次郎 「こんな時は誰だって
     何しようが雨降りの台風

     どうにもならないって言ってな」

大番頭・雁助 「うまい」


正太郎の様態はかなり悪いようだ。

正太郎 「堪忍な、新次郎。もうあかんかもしれない。」

新次郎 「何言っているんですか。
     わては兄貴みたいな立派な上が
     いてくれるから

     思う存分あほ坊で居られるんだ。
     兄貴が達者でいてくれないと
     かなわないわ。」

正太郎 「加野屋を頼む榮三郎はまだ小さい。
     支えてやってくれ。

     どうか頼む」


そしてあさが手紙を出して2ヶ月
返事がなく、
新次郎が京都にやって来ることも
なかった。


今井家ではおひな様の飾りつけをしている。

そんな時、弟の久太郎が
親戚の商家での
半年間の修行を終えて
帰ってきた。


久太郎が預かってきたと
あさに手紙を渡す

新次郎からだと思ったら
五代才助という人からだった。


あの大阪でぶつかった人だ。
薩摩の五代才助

その手紙は

イギリスのロンドンからの手紙で
ベロチペードに乗って走っている女性を見て
あさを思い出したということだ。


ベロチペードとは2輪、3輪の自転車のような
乗り物のことです。


日本の女性には乗りこなせないだろうと
言われているが
きっと、あさなら乗りこなせるだろうと
書いてあった。


もうすぐ嫁い行くあさに
手紙が届くなんて大変だと

母の梨江が破いてしまった。
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眞鍋かをり 出産 イエモン吉井 [芸能]

タレントの眞鍋かをりさんが
今月中旬に第1子を出産したそうです。


そして婚姻届けを
先月に提出していたことがわかったそうです。


旦那さんは
元「ザ・イエロー・モンキー」
ボーカルの吉井和哉さん49歳で

眞鍋かをりさんは35歳です。


眞鍋の「芸能界の父」を自任する
フリーアナウンサーの小倉智昭さんも
きっと喜んでいることでしょう。

吉井さんははバツイチで子持ち。
ザ・イエロー・モンキーを結成した88年頃結婚し、
娘3人と息子1人をもうけた。

前妻は、年間約100本のライブで
全国を駆け回る吉井に代わり、

4人の子供を育てた「糟糠(そうこう)の妻」。

一方、

吉井さんはイエローモンキーの
96年のヒット曲「JAM」について、
「君に逢(あ)いたくてというくだりは、
娘に向けて書いた」と過去に語っていたほど、

子供への思いが強い人なのだそうです。

でも
吉井さんの初孫と子供が
同じ年齢ってことには
驚きですね。



それにしても
今年は結婚も出産も
やけに多い年ですね。


菅野美穗さん(38)や上戸彩さん(30)、
国仲涼子さん(36)ら大物女優が相次いで出産。

今後も来年にかけて里田まいさん(31)や蛯原友里さん(36)、
関根麻里さん(30)らが出産を控えている。


芸能界ママタレの争奪戦がはじまりそうですが。

眞鍋かをりさんは

切れのあるコメントが武器で
バラエティーや情報番組などで
活躍してきた経験から

ママタレントとして真打になれる存在なのだそうです。


お幸せに




タグ:眞鍋かをり
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バックトゥザフューチャー 2015 イベント [テレビ]

バックトゥザフューチャー・Back to the Futuerの日は今日だったんですね。


バックトゥザフューチャー 2015 イベントで
越谷にあるレイクタウンで
あのデロリアンが観れるんです


バックトゥザフューチャー
Back to the Futuerの日
2015年10月21日午後4時29分


デロリアン(タイムマシン)で時代を行き来する
あのドキドキ感が
とても懐かしいです。


あのドクとマーティーが
未来へ行った日。

今日、ドクとマーティがこれから
現れるんだと思うと
ちょっとワクワクしますね


当時の未来的な道具は現実に
実現できているところが面白いですね。


テレビがフラットスクリーンになり、
箱型から薄型になったのは予想通り。

映画に出てくる通話機能付きメガネは、
「グーグルグラス」が発売された。

テレビ電話も今では珍しくない。



宙を飛ぶスケボーも
トヨタの高級ブランド「レクサス」は今夏、
磁力を利用したホバーボードの開発に成功

飛び出す3D画像もある


本当に未来予知できてる……



VFXの登場前に作られた作品であるため
CGは使われておらず、
特殊撮影には光学合成が使われているところも
なんかスゴイなって
感動してしまいます。



3部作の中の
Back to the Futuer2のストーリーです。

今日はぜひ映画を観たいですね。



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コロコロチキンペッパーズ 卓球と曲 [芸能]

コロコロチキンペッパースが
日本テレビのZipでとりあげられました。


コロコロチキンペッパーズの決めのセリフは

「やっべぇぞ」が生まれた理由は


働いていたレストランのお店に
ギャル男っぽいお客さんが
座っていて、

料理を出したら、
そのギャル男がひと言。

「やっべぇぞ」

それを聞いたコロコロチキンペッパーズは
これはいいと思ったんだそうです。


コロコロチキンペッパーズといえば

先日、キングオブコント2015で優勝しました。

西野創人(にしの そうと)さんとナダルさんのコンビです。


西野創人さんがツッコミ。

ナダルさんがボケ。
芸名はテニスプレイヤーのラファエル・ナダルから
取ったそうです。




ナダルの美声が
なんでか、頭に残るんですよね。

高い声というか、声優でもやってけそうな声というか。

卓球ネタの曲が頭から離れないとか
あのBGMってまもって守護月天!のオープウニング曲だとか

卓球の「さぁ!」が繰り出す感じが
インパクトが強くて

なんだか面白かったんですよね。

このふたりの雰囲気も好感持てるし。


今年の年末からお正月はかなりテレビで
楽しめそうですね
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相棒15の反町隆史 [ドラマ]

相棒の反町隆史さん(^O^)


相棒14の初回ドラマ視聴率は今年の最高を更新したそうです。

関東地区で18.4%

やっぱり反町隆史さんが
新しい相棒なら
初回はとりあえず観ておこうかなと思って…

私も観ました。

そんな人が
きっと多かったのでは
ないでしょうか。

最近パッとしたドラマが
ないなぁと感じていたので、

期待しながら観てました。


反町隆史さんは41歳なんですね。

40代となって円熟味が増してきたというか。

観ていてカッコイイです。

福山雅治ロスを埋めてくれた気がしました。

20代の頃とはまた違った役者というか。

大人の色気があると
言ったらいいのか。

水谷豊さんとの相性も
なかなかいい感じに
みえました。


今までにない雰囲気で
相棒14は
目が離せなくなりました。

反町隆史さんは
法務省から出向してきた
冠城亘(かぶらぎわたる)役で、

初の警察外部から
という設定に
新しいさを感じます。

杉下右京(水谷豊さん)の歴代“相棒”の中でも
なかなかのビッグネーム

そんな反町さんは
関係者によると、
視聴率の数字について反応は薄いそうだ。

長丁場のドラマで
初回の数字に
一喜一憂してどうする、
といったところのようです。

さすがですね(^O^)

ただ、ドラマの影響力の大きさには本人も驚いていたみたいです。



出演が決まって、
知り合いや友達から“おめでとう”と、いくつもメールをもらったそうです。


ドラマ「ビーチボーイズ」「GTO」で人気は絶頂でした。

GTOで共演した松嶋菜々子さんと結婚したときは
すごい話題でした。

それから
着実にキャリアを積み上げていたんですね。

最近はあまり見かけなかった気がしていましたが。



「相棒」の出演を決めた理由は
「出来上がっている世界の中で、
自分の演技の振り幅を
どこまで試すことができるのか」という、
演技者としての可能性を
突き詰めたかったこともあるが、
何よりも水谷豊さんに対する興味が大きかったんだそうです。

やっぱり反町さん素敵ですね(^O^)

堀江貴文の元カノは福田が口説いた彼女! [芸能]

チュートリアル福田さんが口説いた彼女は
堀江貴文さんの元カノだったという真相は

どうやら真実だと福田さんが暴露していました。

堀江貴文(ホリエモン)さんが
しゃべくりに出演していました。

その時の話第です。


福田さんは筒抜けだとは知らずに
堀江貴文さんの元彼女を口説いていたそうです。


堀江貴文さんは笑っていましたが
内心どんな心境だったのでしょうか。

いや、福田さんの方がドキドキだったかもしれませんね。


それにしても、
堀江貴文さんは
刑務所にいた時のことを
あっさりと喋ってくれるような

気さくな人物だったんですね。

歌ってといわれたら、歌ってしまうような(*゚▽゚*)


もっときつい感じのイメージがありました。


以前にしくじり先生に出演した時にも
穏やかに喋っていて

これからもいろいろなテレビに
出てくるのかもしれませんね。

堀江貴文さんの考えでは
ロボット化が進んで

人が働く時間が減って
これからは人を楽しませる職業が
伸びてくると行っていました。

なるほど
先のことを見通して考えているんだなと思いました。

堀江貴文さんが
見ている世界って
もう少し大きい世界を見ている気がしました。


これからも
堀江貴文さんの言葉に
注目していきたいなと思います
予想しているそうです。


タグ:堀江貴文
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NHK連続テレビ小説「あさが来た」7,8 [NHK連続テレビ小説「あさが来た」]

第2週「ふたつの花びら」7

今回のキーワードは「笑って下さい」


年頃になった娘たち

あさは相変わらずお転婆娘

はつはなんでも上手にできるやさしい娘に


次の春、ふたり揃って嫁ぐことがきまった。

父・忠興 「次の春とは、早すぎるんじゃないか?」

母・梨江 「いいえ、早すぎるどころか、遅いくらいです。
      それに、あのあさが、いつまた気が変わって
      お嫁なんかに行かないって言い出すかわかりません。」
      
      ちょっとでもその気があるうちに
      嫁がせとかないと。」

忠興   「そりゃそうだけど、はぁ、信じられないな」




一方娘たちは

あさ  「信じられない、春にお嫁入りなんて。
     お父さんとお母さんと離れて暮らすっていうのが
     よく、わからない。

     それにお姉ちゃんと……」


はつは何も言わずに物思いにふけっている。
許嫁の惣兵衛の事を考えているようだ。


あさ 「お姉ちゃん、大丈夫?」

はつ 「大丈夫、なんでもない」と笑ってみせる。



あさは、女中のうめに、お姉ちゃんが
お嫁に行きたくないんじゃないだろうか
と相談する。


すると

うめは掃除をしながら

うめ 「何を言っているんですか。
    おはつ様はおあさ様より
    100倍熱心に
    お嫁入りのお支度してます。

    心配なのはおあさ様
    お裁縫もお事も礼儀作法も

    うめは心配で心配で」


あさ  「もう、どんだとばっちり。

     でも、なんでか
     新次郎さんの笑っている顔を見ると

     少し気が楽になるの

     あのお方、目をくしゃっとして
     よく、笑うでしょ?

     なんでかな。あのお顔は不思議」


うめ  「おあさ様がそんな可愛らしいこと
     言うなんて。

     今日は新次郎様が大阪から
     遊びにおいでになる日。


     それで、ご機嫌がいいんですね。」


そんな時、今井家にお客様が来たと知って
元気よく、客の間に行き、障子を開けると

新次郎かと思っていたら
惣兵衛と惣兵衛の母・菊だったのだ。


あさは、すみませんでしたと
慌てて障子を締める。


菊 「京も物騒になりましたね」


梨江 「巷でも今は世の変わり目と
    よく耳にします。

    山王寺屋さんは
    どなたも、お変わりありませんか?」

菊  「ええ、旦那が腰が痛くて
    寝込んでしまったぐらいで
    何も変わりありません。
    な、惣兵衛?」

惣兵衛 「へい」

そして菊は
お湯がもうないことに気づき
部屋を出る。

菊  「惣兵衛、4年ぶりに会うおはつさんは
    どう?」

惣兵衛 「へい」

菊  「愛想無いね、じきに嫁になるのに」

惣兵衛 「そやから、なおさら、嫁さんになったら
     毎日顔を付き合わせますから。

     今、何を思っても無駄なこと。」

菊  「ところで、おはつさん。
    あなたまさかと思うけど
    訳ありやったりとかないでしょうね」

はつ 「訳ありとは?」


菊  「訳ありっていったら、男さんよ
    なにせ、大阪一の山王寺屋の嫁になる

    万が一訳ありなんて事が
    あとでわかったら

    こっちが恥かくんでね。

    なあ、惣兵衛」

惣兵衛 「ええ」


菊   「なあ、おはつさん、どうなの?
     どうなのって聞いているんですよ」

はつ  「もちろん、何もございません。」

菊   「そうか、そうか、それはよかった。
     えらく、艶っぽくなったから
     ちょっと心配になっただけよ」


その様子をあさはのぞき見している。

あさは惣兵衛が
はつをかばおうともせずに、
黙っている姿に
腹が立っていた。


あさは、廊下を歩く惣兵衛に


あさ 「あの、山王寺屋さま
    ひとつお願いがございます。」

惣兵衛 「お願いだって。お前がこのわしにか。」

あさ 「へえ、あの、笑っていただけませんか?
    もうすぐ、姉は山王寺屋さまのお嫁さんになります。
    
    姉は私の自慢のお姉ちゃんです。
    優しくて、しっかりもので
 
    でも、知らないところにお嫁にいくのは
    不安です。
    
    もし山王寺屋さまが姉に一ぺんでも
    にこりと笑ってくれたら

    それだけで、どれだけ気が楽になるかと思って。

    だから、お願いです。
    姉に笑ってあげていただけませんか?

    どうぞよろしくお頼み申します。」

惣兵衛 「なんで、わしが、お前に
     そんな指図を受けないかんのや

     女子(おなご)のくせに

     ちょっとは大人になったかと思ったけど
     中身はあかんたれのまんまやな。

     おはつも辛気臭い女子(おなご)だな

     ふっ、お前よりはまだましやな。」

あさ  「お姉ちゃんが辛気臭いだって?」

あさは拳をぎゅっと握る。


★★★★★★

第2週「ふたつの花びら」8

今回のキーワードは「恋文」


4年ぶりに訪ねてきた惣兵衛にあさは
笑って下さいと頼むと


惣兵衛は辛気臭い女子とはつのことを言うと
あさは握りこぶしをつくって怒っている。


うめが通りかかると惣兵衛は小声で

惣兵衛  「お前みたいなでしゃばりは
      男はみんな嫌いだ
      飯でも炊いておれ

      新次郎さんが気の毒だなあ」

と言って去っていく。


あさ  「あんな白蛇さん投げ飛ばしてしまったら
     よかった。」

と涙ぐむ。


菊は加野屋さんが何やらお忙しい様子だと
言い残して

そして、惣兵衛と菊は帰っていった。


梨江 「初めてあったけど、ちょっとくせのある
    お姑さんですね。」

忠興 「そうやろ」


梨江 「大丈夫か?はつ」

はつ 「へえ」

あさはお父さんとお母さんに
お姉ちゃんは惣兵衛のお嫁になるのかと
話し始めるが

はつに止められる。


加野屋からは都合が悪くて
新次郎は来れないという
手紙が届いていた。

それを知ったあさはがっかりしている様子。


あさは新次郎からの手紙を渡される。

これは恋文だとはつに言われて
恥ずかしくなる。


その頃
加野屋では

加野屋の後継の新次郎の兄が
肺の病気で
危ない状態だった。


はつは時々涙を流しているが
笑顔をつくってがんばっている。

うちの許嫁が
新次郎さんだったらよかったのにと
あさにこぼす。


あさは恋文の返事を書こうと
祖父・忠政に文の書き方を教えてと頼む

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NHK連続テレビ小説「あさが来た」5,6 [NHK連続テレビ小説「あさが来た」]



第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」5

今回のキーワードは「ようよう考えて進む道には
          必ず新しい朝が来る」


新次郎があさを訪ねてきた。

お父さんに怒られて
あさは押入れの中に入って叫ぶ

あさ 「うちはお嫁になんか行きたくない」

はつはお父さんがはつ嫁ぎ先を心配していることを
あさに話す。

忠興 「金持ちが貧乏ゆすりとは笑えないし、
    母親もでしゃばりすぎだ。

    加野屋のぼんだって仕事もしないで
    三味線って」


あさ 「へえお父さんは細かいことよく見てるんだね。」

はつ 「だから、うちはお父さんが選んでくれた道を行く」


そして、押入れから出てくると
目の前に新次郎さんが座っていた。


はつ 「全部、聞かれているよ。では」

と部屋を出る。


するとまた、あさは押入れの中に隠れる。


新次郎 「こんにちは」

あさ  「出過ぎた口を聞いてすみません。
     でも、このまま本当にお嫁さんになって
     いいのかわからないのです。」

新次郎 「そうか、そりゃそうだろうな
     こんな大事なこと子供のうちから決められないな。

     心配しなくてもいい。
     やめたかったら、嫁入りなんか
     やめたらよろしい。

     あさちゃんの好きにしたらいい。

     よう考えてな。

     ようよう考えて進む道には
     必ず新しい朝が来る。」

あさ 「新しい朝が?」

新次郎 「そうや、その道を信じて進んだらいいのや。
     それから、な」


新次郎はあさにそろばんを押入れの麩の間から渡す。


新次郎 「ちょっと、振ってみて」

あさ  「ええの?」

と、そろばんをカチャカチャ振り鳴らす。


新次郎 「あさちゃんもええ顔や。」


と、言われて押入れの麩を思わず締める。


新次郎 「ゆっくり、大人になるまでに考えてな
     で、考えて、考えて
     やっぱり、わてのお嫁さんに来てくれることに
     なったら、
     
     その時は仲良くしような。」

それを聞くと、あさは押入れから出るが、
もう新次郎はいなかった。


この時から、あさの心の中で
何かが変わり始めたのでした。

★★★★★★

第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」6

今回のキーワードは「女の子の柔らかい良さがある」


新次郎は帰ったあと、
あさはそろばんを見つめている。


その頃、

忠興 「大阪に行ってよくわかった。
    大阪はぬるま湯に浸かった店ばかりで
    もう、だめだ。

    いいか、会津様と、長州様からは
    取立てを急ぎ」

店の従業員 「はい、けどこれでまたご要金の
       申し付けがあったらたまりません。

       このままでは今井の金蔵も
       空になってしまう。

       どうします?」

忠興   「今井がご公儀を見限る
      時がきているのかもしれません。」

あくる朝
あさと母の梨江が話をしている。


梨江  「あさ、この間お父さんに親の決まりで
     物もたいに貰われていくって言っていたけど

     その事だけど
     本当はちょっと違ってます。

     あなたには、一生言わないつもりでいたけど、
     言っておきます。

     あなたは山王時屋の惣兵衛さんのところに
     嫁ぐはずだったの。

     本当は、先に生まれたはつを加野屋さんに
     二人目のあなたを山王寺屋さんにって
     そう、生まれた時から決まってたの。

     けど、
     あなたが、7歳のお正月に空を飛ぼうとして
     木から落ちて

     その噂が山王寺屋さんに届いてしまって
     惣兵衛の父・栄達さんが来て
    
     下のあささんではなくて
     お姉さんのはつさんをもらえないかと
     頼まれた。

     お父さんはもちろん冗談じゃないと断った。
     うちの大事な娘だ。そんなこと道理が立たないと。

     そしたら、山王寺屋さんが加野屋さんに
     直接頼みに行って、
 
     新次郎さん本人が

     あさちゃんが好き、
     仲良くできると思うと言って 
     
     嫁の交換の頼みを飲んだのだ。

     その新次郎の言葉を聞いて
     あさの為には
     それが一番いい道だと
     思ったの。

     怒ってる?
     それとも落ち込んでる?」

あさ  「いいえ。あんまりびっくりぽんで
     言葉がでない。」


梨江  「はつには一生内緒よ」


あさは、お姉ちゃんには言えないと思った。
そして白蛇さん(惣兵衛)が
いいお方でありますようにと願った。


あさの心に少しずつ
新次郎への思いに変化してきている。


許嫁の新次郎の贈り物ということで
特別にそろばんの勉強が
許されることになった。


好きこそ物の上手なれの言葉どおりに
あさのそろばんの腕はめきめき上達した。


ついには
今井の家で働いている
丁稚(でっち)や番頭をも驚かせるほどの腕になった。


忠興はお琴はあんなに稽古してもだめなのに
どういうことだと驚いていた。


梨江 「そやけど、あのそろばんを弾く姿、
    誰か(忠興)に似てますね」

と忠興にささやく。


あくる日

祖父の忠政 「今になって思うけど、
         あさは女の子でよかったな」

あさ      「どういう意味ですか」


忠政     「男にしようと思ったけどな、
        後継の久太郎もお利口さんになってきたし。

        女の子には女の子の良さがある。
        女の子の柔らかい良さが。

        今は時代の変わり目だ。
        これからお前らの行く先には
        どんな事が待ち構えているかわからない。

        けど、その時は
        みんなで力を合わせて
        笑って切り抜けるんだよ。」


そして

1865年(慶応元年)

はつとあさは成長し
嫁ぐ日も近づいてきている。

あさは相変わらず木に登っている。

あさ  「見て、梅の蕾がふくらんでます。
     もう、春が近づいてる」

と相変わらずのお転婆娘のようだ。

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相棒14 反町隆史は警察官じゃない。 [ドラマ]

相棒14 反町隆史は警察官じゃない。


相棒14がいよいよスタートしますね。
とても楽しみです。


4代目相棒は反町隆史さんです。
かっこいいし、見所がいっぱいありそうです。


役名が「冠城亘」(かぶらぎわたる)
ちょっと難しい名前ですね。



1代目は亀山薫役の寺脇康文さん

2代目は神戸尊役の及川光博さん

3代目は甲斐享役の成宮寛貴さん


歴代の相棒はみな警察官でしたが

反町隆史さんの冠城亘は
「法務省キャリア官僚」ということだそうです。



今年の3月に放送された相棒13の最終回では

甲斐享が逮捕されるという
衝撃的な内容でした。

なんでカイト君が犯人役なのよって
ちょっと悲しくなるほど
印象がズーンって沈みました。


警視庁の窓際部署“特命係”の杉下右京(水谷豊さん)も
責任を取って無期限停職となり、
海外へ飛び立って
終わりました。

その右京さんがいかにして帰国したか
新しい相棒の冠城亘(反町隆史さん)と出会うのか。


第1話は「フランケンシュタインの告白」

冠城のキャラクターがいいと評判です。
「事件捜査については僕は素人同然」と言いながら、
駆け引きは一流で
頭脳派の二枚目ぶりを披露するそうだ。

一方、女たらし(?)と思えるような一面や
右京をイジるお茶目さも。

反町は硬軟自在の演技で、
見事に体現。

ハマり役の予感がすると
期待が大きいようです。


反町隆史さんは41歳なんですね
軽やかさも、渋さもあって
素敵です。

刑事ドラマに慣れてそうですし。
楽しみです。
タグ:相棒
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NHK連続テレビ小説「あさが来た」4 [NHK連続テレビ小説「あさが来た」]

第1週「小さな許嫁」4

今回のキーワードは「泣いているはつ」


大阪であさは新次郎と会うが

新次郎はいきなり手を握り
「あさちゃん。よく来てくれた。ではこれで」

とさっさと席を後にする。

そんな進次郎にあさはびっくり。


一方、はつは
山王寺屋で挨拶をする。

はつの挨拶はきちんと出来た。
父も自慢の娘ですと紹介。

はつの許嫁の惣兵衛は
部屋に飾ってある面のような
冷たい目をして、
貧乏ゆすりのような揺れをずっとしている。


世間話をしている間、
あさは
畳の上を歩いているアリが
気になっている。

仕留めようとしたら
惣兵衛のところまで滑って
すてんっと転んでしまう。

そんな様子に
惣兵衛は手をかすことはしない。



そしてはつは
琴を披露することに。

惣兵衛の母ははつの琴に感心している。


そんな時に来客が来た。

薩摩藩士の五代才助という男だ。


あさとぶつかった男だった。


五代才助は殿様の指示におり
上海で買い付けた舟の代金を借りに来たのだ。

惣兵衛は蔵にお金がないと断る。

惣兵衛は五代才助が帰ったあとにつぶやく。

惣兵衛 「薩摩なんかに誰が貸すかい」

その様子を見ていた忠興は
険しい顔をしている。

五代才助はのちの大久保利通と酒を飲んでいる。
五代才助は断られたことにやけ酒している。

この五代才助はのちの五代友厚なのだそうだ。

五代 「大阪の商人なんかイギリスとの交易が始まれば
    この才助が潰してやる!」

と声を大にして立ち上がると、
まわりの客はみな大阪の商人だったことに
はっとする。

ところが二人とも
自分がお金を持ってないことに気づき
小銭をさがしている。


一方あさとはつは京都に戻って
寝床で話をしている。


疲れているはずなのに眠れないはつ。


あさ 「お姉ちゃんの許嫁さんの前で
    アホなことしてしまってごめんね」


はつ 「ええんや。だけど、あのお方、
    一度も笑わなかったね。

    あさがそばで倒れているのに
    手もかさなかった。
    
    なんか、ちょっと冷たい人に思ったの」


あさ 「ほそーい目してたしね。ちょっと蛇みたいだった」

はつ 「そんなこと言わないで。
    けど、ちょっと蛇に似ていたね。」


あさ 「でも、白い蛇は幸せを呼ぶしね。青白いお顔だし、
    白蛇さんだ」

と元気に話す。


はつ 「そんなのとちがう」

あさ 「ごめんね。それより、うちの許嫁さんよりいいよ。
    せっかくお父さんやうちらが来てるのに
    お三味線ってどういうつもりかな」

はつはあさに背中を向けて泣いている。


あさは泣いているはつに気づく。

はつが泣いているのを
見たのは初めてだった。


はつ 「平気、平気だって思ってたけど
    なんか悲しいな。

    大阪行きたくないね。
    けど、行かなくちゃだめだ。

    どうしたらいいの。
    でも、どうもできないね。」

ふたりは抱き合って泣いている。

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