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NHK連続テレビ小説「あさが来た」5,6 [NHK連続テレビ小説「あさが来た」]



第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」5

今回のキーワードは「ようよう考えて進む道には
          必ず新しい朝が来る」


新次郎があさを訪ねてきた。

お父さんに怒られて
あさは押入れの中に入って叫ぶ

あさ 「うちはお嫁になんか行きたくない」

はつはお父さんがはつ嫁ぎ先を心配していることを
あさに話す。

忠興 「金持ちが貧乏ゆすりとは笑えないし、
    母親もでしゃばりすぎだ。

    加野屋のぼんだって仕事もしないで
    三味線って」


あさ 「へえお父さんは細かいことよく見てるんだね。」

はつ 「だから、うちはお父さんが選んでくれた道を行く」


そして、押入れから出てくると
目の前に新次郎さんが座っていた。


はつ 「全部、聞かれているよ。では」

と部屋を出る。


するとまた、あさは押入れの中に隠れる。


新次郎 「こんにちは」

あさ  「出過ぎた口を聞いてすみません。
     でも、このまま本当にお嫁さんになって
     いいのかわからないのです。」

新次郎 「そうか、そりゃそうだろうな
     こんな大事なこと子供のうちから決められないな。

     心配しなくてもいい。
     やめたかったら、嫁入りなんか
     やめたらよろしい。

     あさちゃんの好きにしたらいい。

     よう考えてな。

     ようよう考えて進む道には
     必ず新しい朝が来る。」

あさ 「新しい朝が?」

新次郎 「そうや、その道を信じて進んだらいいのや。
     それから、な」


新次郎はあさにそろばんを押入れの麩の間から渡す。


新次郎 「ちょっと、振ってみて」

あさ  「ええの?」

と、そろばんをカチャカチャ振り鳴らす。


新次郎 「あさちゃんもええ顔や。」


と、言われて押入れの麩を思わず締める。


新次郎 「ゆっくり、大人になるまでに考えてな
     で、考えて、考えて
     やっぱり、わてのお嫁さんに来てくれることに
     なったら、
     
     その時は仲良くしような。」

それを聞くと、あさは押入れから出るが、
もう新次郎はいなかった。


この時から、あさの心の中で
何かが変わり始めたのでした。

★★★★★★

第1週「小さな許嫁(いいなずけ)」6

今回のキーワードは「女の子の柔らかい良さがある」


新次郎は帰ったあと、
あさはそろばんを見つめている。


その頃、

忠興 「大阪に行ってよくわかった。
    大阪はぬるま湯に浸かった店ばかりで
    もう、だめだ。

    いいか、会津様と、長州様からは
    取立てを急ぎ」

店の従業員 「はい、けどこれでまたご要金の
       申し付けがあったらたまりません。

       このままでは今井の金蔵も
       空になってしまう。

       どうします?」

忠興   「今井がご公儀を見限る
      時がきているのかもしれません。」

あくる朝
あさと母の梨江が話をしている。


梨江  「あさ、この間お父さんに親の決まりで
     物もたいに貰われていくって言っていたけど

     その事だけど
     本当はちょっと違ってます。

     あなたには、一生言わないつもりでいたけど、
     言っておきます。

     あなたは山王時屋の惣兵衛さんのところに
     嫁ぐはずだったの。

     本当は、先に生まれたはつを加野屋さんに
     二人目のあなたを山王寺屋さんにって
     そう、生まれた時から決まってたの。

     けど、
     あなたが、7歳のお正月に空を飛ぼうとして
     木から落ちて

     その噂が山王寺屋さんに届いてしまって
     惣兵衛の父・栄達さんが来て
    
     下のあささんではなくて
     お姉さんのはつさんをもらえないかと
     頼まれた。

     お父さんはもちろん冗談じゃないと断った。
     うちの大事な娘だ。そんなこと道理が立たないと。

     そしたら、山王寺屋さんが加野屋さんに
     直接頼みに行って、
 
     新次郎さん本人が

     あさちゃんが好き、
     仲良くできると思うと言って 
     
     嫁の交換の頼みを飲んだのだ。

     その新次郎の言葉を聞いて
     あさの為には
     それが一番いい道だと
     思ったの。

     怒ってる?
     それとも落ち込んでる?」

あさ  「いいえ。あんまりびっくりぽんで
     言葉がでない。」


梨江  「はつには一生内緒よ」


あさは、お姉ちゃんには言えないと思った。
そして白蛇さん(惣兵衛)が
いいお方でありますようにと願った。


あさの心に少しずつ
新次郎への思いに変化してきている。


許嫁の新次郎の贈り物ということで
特別にそろばんの勉強が
許されることになった。


好きこそ物の上手なれの言葉どおりに
あさのそろばんの腕はめきめき上達した。


ついには
今井の家で働いている
丁稚(でっち)や番頭をも驚かせるほどの腕になった。


忠興はお琴はあんなに稽古してもだめなのに
どういうことだと驚いていた。


梨江 「そやけど、あのそろばんを弾く姿、
    誰か(忠興)に似てますね」

と忠興にささやく。


あくる日

祖父の忠政 「今になって思うけど、
         あさは女の子でよかったな」

あさ      「どういう意味ですか」


忠政     「男にしようと思ったけどな、
        後継の久太郎もお利口さんになってきたし。

        女の子には女の子の良さがある。
        女の子の柔らかい良さが。

        今は時代の変わり目だ。
        これからお前らの行く先には
        どんな事が待ち構えているかわからない。

        けど、その時は
        みんなで力を合わせて
        笑って切り抜けるんだよ。」


そして

1865年(慶応元年)

はつとあさは成長し
嫁ぐ日も近づいてきている。

あさは相変わらず木に登っている。

あさ  「見て、梅の蕾がふくらんでます。
     もう、春が近づいてる」

と相変わらずのお転婆娘のようだ。



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