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NHK連続テレビ小説「あさが来た」7,8 [NHK連続テレビ小説「あさが来た」]

第2週「ふたつの花びら」7

今回のキーワードは「笑って下さい」


年頃になった娘たち

あさは相変わらずお転婆娘

はつはなんでも上手にできるやさしい娘に


次の春、ふたり揃って嫁ぐことがきまった。

父・忠興 「次の春とは、早すぎるんじゃないか?」

母・梨江 「いいえ、早すぎるどころか、遅いくらいです。
      それに、あのあさが、いつまた気が変わって
      お嫁なんかに行かないって言い出すかわかりません。」
      
      ちょっとでもその気があるうちに
      嫁がせとかないと。」

忠興   「そりゃそうだけど、はぁ、信じられないな」




一方娘たちは

あさ  「信じられない、春にお嫁入りなんて。
     お父さんとお母さんと離れて暮らすっていうのが
     よく、わからない。

     それにお姉ちゃんと……」


はつは何も言わずに物思いにふけっている。
許嫁の惣兵衛の事を考えているようだ。


あさ 「お姉ちゃん、大丈夫?」

はつ 「大丈夫、なんでもない」と笑ってみせる。



あさは、女中のうめに、お姉ちゃんが
お嫁に行きたくないんじゃないだろうか
と相談する。


すると

うめは掃除をしながら

うめ 「何を言っているんですか。
    おはつ様はおあさ様より
    100倍熱心に
    お嫁入りのお支度してます。

    心配なのはおあさ様
    お裁縫もお事も礼儀作法も

    うめは心配で心配で」


あさ  「もう、どんだとばっちり。

     でも、なんでか
     新次郎さんの笑っている顔を見ると

     少し気が楽になるの

     あのお方、目をくしゃっとして
     よく、笑うでしょ?

     なんでかな。あのお顔は不思議」


うめ  「おあさ様がそんな可愛らしいこと
     言うなんて。

     今日は新次郎様が大阪から
     遊びにおいでになる日。


     それで、ご機嫌がいいんですね。」


そんな時、今井家にお客様が来たと知って
元気よく、客の間に行き、障子を開けると

新次郎かと思っていたら
惣兵衛と惣兵衛の母・菊だったのだ。


あさは、すみませんでしたと
慌てて障子を締める。


菊 「京も物騒になりましたね」


梨江 「巷でも今は世の変わり目と
    よく耳にします。

    山王寺屋さんは
    どなたも、お変わりありませんか?」

菊  「ええ、旦那が腰が痛くて
    寝込んでしまったぐらいで
    何も変わりありません。
    な、惣兵衛?」

惣兵衛 「へい」

そして菊は
お湯がもうないことに気づき
部屋を出る。

菊  「惣兵衛、4年ぶりに会うおはつさんは
    どう?」

惣兵衛 「へい」

菊  「愛想無いね、じきに嫁になるのに」

惣兵衛 「そやから、なおさら、嫁さんになったら
     毎日顔を付き合わせますから。

     今、何を思っても無駄なこと。」

菊  「ところで、おはつさん。
    あなたまさかと思うけど
    訳ありやったりとかないでしょうね」

はつ 「訳ありとは?」


菊  「訳ありっていったら、男さんよ
    なにせ、大阪一の山王寺屋の嫁になる

    万が一訳ありなんて事が
    あとでわかったら

    こっちが恥かくんでね。

    なあ、惣兵衛」

惣兵衛 「ええ」


菊   「なあ、おはつさん、どうなの?
     どうなのって聞いているんですよ」

はつ  「もちろん、何もございません。」

菊   「そうか、そうか、それはよかった。
     えらく、艶っぽくなったから
     ちょっと心配になっただけよ」


その様子をあさはのぞき見している。

あさは惣兵衛が
はつをかばおうともせずに、
黙っている姿に
腹が立っていた。


あさは、廊下を歩く惣兵衛に


あさ 「あの、山王寺屋さま
    ひとつお願いがございます。」

惣兵衛 「お願いだって。お前がこのわしにか。」

あさ 「へえ、あの、笑っていただけませんか?
    もうすぐ、姉は山王寺屋さまのお嫁さんになります。
    
    姉は私の自慢のお姉ちゃんです。
    優しくて、しっかりもので
 
    でも、知らないところにお嫁にいくのは
    不安です。
    
    もし山王寺屋さまが姉に一ぺんでも
    にこりと笑ってくれたら

    それだけで、どれだけ気が楽になるかと思って。

    だから、お願いです。
    姉に笑ってあげていただけませんか?

    どうぞよろしくお頼み申します。」

惣兵衛 「なんで、わしが、お前に
     そんな指図を受けないかんのや

     女子(おなご)のくせに

     ちょっとは大人になったかと思ったけど
     中身はあかんたれのまんまやな。

     おはつも辛気臭い女子(おなご)だな

     ふっ、お前よりはまだましやな。」

あさ  「お姉ちゃんが辛気臭いだって?」

あさは拳をぎゅっと握る。


★★★★★★

第2週「ふたつの花びら」8

今回のキーワードは「恋文」


4年ぶりに訪ねてきた惣兵衛にあさは
笑って下さいと頼むと


惣兵衛は辛気臭い女子とはつのことを言うと
あさは握りこぶしをつくって怒っている。


うめが通りかかると惣兵衛は小声で

惣兵衛  「お前みたいなでしゃばりは
      男はみんな嫌いだ
      飯でも炊いておれ

      新次郎さんが気の毒だなあ」

と言って去っていく。


あさ  「あんな白蛇さん投げ飛ばしてしまったら
     よかった。」

と涙ぐむ。


菊は加野屋さんが何やらお忙しい様子だと
言い残して

そして、惣兵衛と菊は帰っていった。


梨江 「初めてあったけど、ちょっとくせのある
    お姑さんですね。」

忠興 「そうやろ」


梨江 「大丈夫か?はつ」

はつ 「へえ」

あさはお父さんとお母さんに
お姉ちゃんは惣兵衛のお嫁になるのかと
話し始めるが

はつに止められる。


加野屋からは都合が悪くて
新次郎は来れないという
手紙が届いていた。

それを知ったあさはがっかりしている様子。


あさは新次郎からの手紙を渡される。

これは恋文だとはつに言われて
恥ずかしくなる。


その頃
加野屋では

加野屋の後継の新次郎の兄が
肺の病気で
危ない状態だった。


はつは時々涙を流しているが
笑顔をつくってがんばっている。

うちの許嫁が
新次郎さんだったらよかったのにと
あさにこぼす。


あさは恋文の返事を書こうと
祖父・忠政に文の書き方を教えてと頼む



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